地震

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今朝、8時少し前に、また地震がありました。長年東京に住んでいる者にとっては、「あ、またか」という程度の揺れでしたが、地震慣れしていない学生はそんな大したことのない揺れでも恐怖を覚えたようです。揺れそのものよりも、火曜日の大きな地震以来3日連続で体に感じる地震があることが気にかかっているようです。これもまた、あのレベルの大きな地震の後にはしばらく小さな地震が続くことを、私たち日本人は幾度となく経験しているので、さほど怖いとも思わないのです。
11過ぎにもごく弱い地震があったようです。立って授業をしていた私は全く気づきませんでしたが、座って授業を受けていた学生は、「先生、地震!」と敏感に反応しました。「あ、そう」で済ませて授業を進めようとしましたが、学生たちは浮き足立っているのか、すぐにはついてきませんでした。しばらくどうでもいい話で気を紛らわせてから、再スタートを切りました。
さて、私のクラスは、昨日のうちに中間テストの採点を終え、その中間テストの結果の評価と反省も交えて、今日から面接に入りました。最上級クラスなので、進路の話も中心的な話題です。学期中の面接では、授業に対する注文も聞きます。今日面接した学生からは、話す力を強化する授業をしてほしいという注文を受けました。授業中に発言した時でも、発音や文法のおかしなところを積極的に直してほしいと言ってきました。
日本語教師は学生の間違った日本語を毎日聞いていますから、普通の日本人より間違った日本語の理解力がかなり高いのです。学生の言わんとしていることをくみ取りながら授業を進めることがよくあります。でも、それは学生にとっては必ずしもありがたいことではないのです。直してもらえなければ、いつまで経っても正しい日本語は身につきません。言わんとしたことが伝わらないという、悔しくて悲しい経験を積んで初めて、言葉というものは上達するのですから。
地震にしても、間違った日本語にしても、慣れというものは感度を鈍くします。真剣勝負を避けていると言えるかもしれません。敏感であり続けることは疲れることかもしれませんが、何事にも逃げを打ってはいけませんね。学生の間違った日本語をバシバシ指摘し、学生と真剣に渡り合ってこそ、本物の教師なのでしょう。

金原 宏

Posted by KCP

2009/08/13 18:26 2009/08/13 18:26
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