この学期は卒業が近づき、どうしても浮ついた雰囲気になりがちです。でも、国立大学を始め受験を控えている学生もいます。私が持っているクラスは、その受験を控えている学生が多いクラスです。ですから、他のクラスがお楽しみモードの授業をしているのを横目に、まだまだがりがりと勉強させています。昨日も今日も漢字やら入試の過去問やら、ハードな授業をしました。
このクラスの授業の中に「中学入試に挑戦」というのがあります。文字通り、東京近郊の有名中学の入試問題を解いてみるものです。中学入試ということは小学校6年生が解くわけですが、相当な歯ごたえがあります。最上級クラスの学生をもってしても悲鳴を上げる問題ばかりです。
今回のところで学生たちが苦戦したのは、「水ぬるむ春」などというような、季節を表す言い回しです。“ぬるむ”が“ぬるい”から来ていることは想像がつくのですが、学生たちにとって“ぬるい”はネガティブな意味の言葉で、春の訪れを喜ぶような場面に使うことがピンとこないようです。「風かおる初夏」などというのも、イメージしにくいのでしょう。
こういった表現が日本特有なのかどうかまではわかりませんが、これらを通して日本人の季節の移ろいに対する感覚を少しでも学べたら、それもまた日本文化の習得になると思います。志望校に進学したら、今よりほんの少し余裕を持って、街中のちょっとした表情の変化にも春夏秋冬を感じ取ってもらいたいですね。
Posted by KCP

