初級の進学コースの模擬面接

今日は、初級の進学コースのクラスで、模擬面接をしました。4月に日本へ来たばかり、日本語の勉強も始めたばかりという学生たちを相手に、簡単な質問をして、答えてもらいました。クラスメートにじっくり観察されながらの質疑応答です。まだ日本語の実力が足りませんから、しっかりした答えが返ってくるとは思っていません。緊張した空気の中で面接官からの質問に答えるとはどういうことなのかを、肌で感じてもらうのが主目的です。
20人の眼にさらされた中で答えるのは相当なプレッシャーのようでした。最初に指名したLさんは、まともに挨拶もできず、声も小さくなりがちで、質問に答えている間中、目も体も動いていました。私が「これで終わります」と言ったとたん、Lさんは「ああ助かった」とばかりに表情を緩め、体中からリラックス光線を出していました。他の学生も似たり寄ったりで、貧乏揺すりをしたり、あらぬ方向に目が行ってしまったりしたあげく、「終わります」と同時に「ほっとしました」という文字が顔に浮かび上がりました。これが本番の面接だったら全員落ちただろうなという悲惨な状況でした。
でも、半年後に今日の経験を活かして、緊張をばねにするくらいの意気込みで面接に望めば、きっと志望校に手が届くでしょう。そのためにわざと緊張を強いたという面もあります。Lさんを始め、クラスのみんなが喜ぶ顔が見たいものです。

金原 宏

Posted by KCP

2010/04/21 16:47 2010/04/21 16:47
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