20人の眼にさらされた中で答えるのは相当なプレッシャーのようでした。最初に指名したLさんは、まともに挨拶もできず、声も小さくなりがちで、質問に答えている間中、目も体も動いていました。私が「これで終わります」と言ったとたん、Lさんは「ああ助かった」とばかりに表情を緩め、体中からリラックス光線を出していました。他の学生も似たり寄ったりで、貧乏揺すりをしたり、あらぬ方向に目が行ってしまったりしたあげく、「終わります」と同時に「ほっとしました」という文字が顔に浮かび上がりました。これが本番の面接だったら全員落ちただろうなという悲惨な状況でした。
でも、半年後に今日の経験を活かして、緊張をばねにするくらいの意気込みで面接に望めば、きっと志望校に手が届くでしょう。そのためにわざと緊張を強いたという面もあります。Lさんを始め、クラスのみんなが喜ぶ顔が見たいものです。
金原 宏
Posted by KCP

