
6月にしては珍しいカラッとした快晴で、まさに運動会日和…と言いたいところでしたが、ちょっとお天気に恵まれすぎました。バス旅行を始め、まだまだ学校行事があるので、そこにも取っておきたいような青空でした。それ以上に、1年で最も日の高い季節で、しかも1日中雲ひとつない快晴だったので、そこで1日過ごした学生にも先生にも、ちょっとしんどい1日でした。
競技そのものはこちらの予想以上に盛り上がり、お互い知らない学生同士が力を合わせてチームのために貢献するといった姿が随所で見られました。初級の日本語がまだまだの学生が、その不自由な日本語を共通語としてコミュニケーションを取り合う様子は、いかにも日本語学校の運動会という感じがしてほほえましいものがありました。私のクラスのチームは、最上級と最下級のクラスの混合チームでした。その日本語力のギャップをものともせず、2位になりました。
競技の中で選手も観客ももっとも興奮したのは、仮装ではないでしょうか。私は仮装される側で、めがねをはずしていたので全体の様子がよく見えなかったのですが、歓声やら拍手やらを聞いている限りは、かなりの熱狂ぶりのように思えました。今週に入ってからは、どのクラスもこの仮装にかかりっきりで、かなり力の入った仮装がたくさん見られたそうです。その仮装が見られなかったのが、かえすがえすも残念でした。
仮装されるまでは、どこかに恥ずかしいような気持ちもありましたが、ひとたび仮装してしまうと、そんな気持ちもどこかへ飛んで行ってしまい、その役になりきっていました。思ったより楽しかったです。何より、この仮装のおかげでクラスが一致団結したことがうれしかったです。
…というわけで、運動会は全体を通してみれば学生たちも満足できたでしょうし、企画した側も、満点ではないにせよ、手ごたえを十分に感じることができました。しかし、禁止されている観客席やトイレでタバコを吸った学生がいたことが大きな汚点となりました。自分さえよければ他人やまして学校のことなどどうでもいい、という考えをなくすことは不可能なのでしょうか。公徳心を教育していくにはどうすればいいのでしょうか。この点にしかるべき答えが出せない限り、今日の運動会に合格点を与えることはできません。
金原 宏
Posted by KCP

